西川とMr.伊藤のノープランアジア旅

金も宿もないそんな僕たちの旅物語

スリランカ7日目 9月9日

 

昨日の疲れからか遅めの起床。10時ぐらい。日本との時差で考えると日本時間の13時半。これ帰ったら朝起きれんなるやつやて。今日からスリランカ横断プロジェクトの折り返し。昨日の夜、Mr.伊藤と会議した結果、お気に入りのキャンディの宿に今日も泊まろうとのこと。人気で残り1部屋しか空いてなかった。あっぶね。即予約。

11時ごろチェックアウトをしていざ出発。中間地点のキャンディに向かう。相変わらずガタガタ道をひたすら走る。途中でスプライトを飲んで休憩したり、景色を楽しんだりしながらひたすら進む。羊さんの群れと遭遇。こんにちは。

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他にも牛さんの群れやワンちゃんの群れなどいろんな野生の動物と出会う。後はひたすらなーんもない道を進む。

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マジでなんもない。景色も変わらない。2時間ぐらい走って、事件が起きた。そう、パンク。最悪。めちゃめちゃ大きな段差に60キロぐらいで突っ込んだ。前輪のホイールも少し曲がってしまい、タイヤはペッチャンコ。危うく転倒しそうになったので倒れても良いように瞬時に道から外れた草の方へハンドルを切る。Mr.伊藤が後ろに乗ってたので怪我させないように、バイクを傷つけないように、コンクリートに転倒だけは避けたかった。そしてタイヤがスリップしないように8割ぐらいブレーキをかけて両足を犠牲に地面にズルズルと引きづる。我ながらナイス判断。いや、全然ナイスじゃない、転倒はしなかったものの全く知らない地にて前輪パンク。これは修理代もかかるやろな…そもそもどうしたらええねん…と思いふける。考えていても仕方ないので通った現地人に助けを求める。英語があんまり通じなかったが、なんとなく聞く感じによると500メートル先にバイク屋があるからそこまで行けと、近い!不幸中の幸い過ぎる。これが山奥で起こってたら俺たちは詰んでた。バイクを押しながらバイク屋へ向かう。通りすがりの人はみんなこっちを見てくる。人気者かて。バイク屋を見つけるも、ここじゃ修理出来ない的なことを言われてあっちの方に行けと言われる。あっちの方に再びバイクを押す。到着。言葉は全く通じなかったが、すぐ察してくれて修理してくれた。言葉なんていらないんだな。

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この間、俺たちは修理代なんぼやねんという不安にずっと襲われていた。残りの所持金も2人合わせてそんなにない。ホイールも曲がってたので5000円、いや、1万円か。もしかしたら俺ら日本人からボッタクってくるんじゃないか…とかいろいろ考えてしまう。30分ぐらい苦戦してやっと修理完了。150円。やっっっっっす!びっくりした。1桁間違ってんちゃうかと思った。俺たちは2人に50円のジュースを奢ってあげて、しばらくスプライトを飲んで休憩して、俺の足の傷を処置した。

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めちゃくちゃ痛かった。右の薬指は少し変色してて感覚が無かった。とりあえずMr.伊藤が持ってた熱さまシートを切り取って湿布代わりに貼っといた。

その後、再びバイクを走らせる。途中で前輪ブレーキが変だったのでまたバイク屋に持っていく。今度のバイク屋は英語が通じて150円で直してくれた。バイクも元どおりに戻った。よかった。再び3時間ぐらい走って、結局17時くらいに俺たちお気に入りのホテルに到着。1300円ぐらいの宿だがここは最高だ。謎の果物のジュースを出してくれたのでそれを飲み干し、スリランカ最後の晩餐をするため街へ。ピザハット。やったぜ。

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美味すぎるやろて。西川食べログ4.8/5.0。旅の中で1番美味かった。予算も過去最大で1人1200円ぐらい。めちゃくちゃ豪華に最後晩餐。俺の大好きなペパロニラヴァーズのLサイズを注文。俺たちはいろいろあって結局起きてからなんも食べてなかった。すぐ完食する。

その後ホテルに戻り、俺の大好きなテラスで高原の気候を楽しむ。涼しい。長袖長ズボンでも涼しい。仲良くなった従業員としゃべり続けていて、気付いたら2時間ぐらいしゃべり続けてた。

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スリランカ横断プロジェクトも明日で終わる。楽かった旅も明日で終わる。明日こそ、無事故で無事ニゴンボにたどり着きたい。そして無事に23時発の飛行機に乗り日本へ帰ろう。最後の1日、思い切り楽しもう。