西川とMr.伊藤のノープランアジア旅

金も宿もないそんな僕たちの旅物語

スリランカ2日目 9月4日

 

ごっつええ感じのホテルにて昼前に起床。今日はスリランカで1番有名なリゾート地であるヒッカドゥワというところに向かう。どうやらヒッカドゥワはロシア人やヨーロッパ系の白人達が南国リゾートを求めてバケーションで1ヶ月とか滞在してるようなところらしい。俺たちはそこに2泊し、南国リゾートを楽しむことにした。電車で向かうことにする。最寄駅までどうやって行ったら良いか分からず、とても親切なロビーの兄ちゃんに聞いた。すると、結構離れてるらしく、「バスかトゥクトゥク(タクシー)で行くのが良いが、バスは少しややこしいから俺が信頼できる安いトゥクトゥクを呼んでやろうか?」と。少し考えたが気分は南国リゾート。言葉に甘えた。5分ぐらいでトゥクトゥクが来て最寄駅まで連れて行って貰った。250円くらい。

そしてその後、電車が3時間ほど来ないという事実にぶち当たる。俺は駅員に「他に行く方法はないか?」と尋ねると「まぁ、めっちゃ遅い電車で良かったらあと20分後に来るからそれに乗れば?3時間かかるけどな」みたいなことを無愛想な下手くそな英語で言ってた。「ヒッカドゥワに行くか?」と尋ねると「あぁ」と頷く。俺たちはチケットを買う。200円くらいやったかな。そのあと電車が来るまで時間を潰しに周辺をフラフラしてた。すると、1台のトゥクトゥクが止まって「ハロー!日本人か?お前らどこ行くん?」と尋ねてくる。「ヒッカドゥワ!」と答えると「は?電車はもう3時間後までないぞ」と言われる。「いや、さっき駅員に聞いたらあと20分後に電車来るからそれ乗ったら行けるらしい」と言うと、呆れた表情をしながら「それはヒッカドゥワには行かないよ。ヒッカドゥワ行く電車はもうないぞ。朝に行ってしまって次出るのは3時間後や!俺がトゥクトゥクでそこまで安くで連れてったる!2時間で行ける。途中で良い観光ポイントも知ってるからそこにも連れてったる!もちろん追加料金なんか取らないよ!日本人は良い人ばっかりで俺は日本人が好きなんや。一緒に行こう!」と言ってくる。少し怪しみながらも「でも俺らタクシーで2時間も乗る金ないし、あと20分後に電車来るって言われたからそれ待つわ」と言う。「その電車ではヒッカドゥワ行かんぞ、お前ら残念ながら騙されてる。俺が一緒駅行って確認しよか?」と言うので頼む。結果、俺たちは駅員に騙されてた。あの無愛想なおっさんは駅員スペースに逃げてたので、違う駅員にトゥクトゥクのおっさんが俺たちの代わりに返金を求めると「無理や、帰れ」的なジェスチャーを受ける。コイツらくそや。スリランカの駅員は昨日のランチで少しボラれたのも加味して全く良いイメージがない。トゥクトゥクのおっさんは「4000円ぐらいで俺が連れてったるから。」と俺たちに言ってくる。俺はすぐさま値切ろうとするが「俺の気持ちを察してくれよ、こんだけ働いてやっとG-SHOCKが買えたぐらい貧乏なんや。2時間かけてトゥクトゥクで行くんやで、お前の国は裕福やろ。頼むぜ」と。絶対ボラれてる。高すぎやろ。と思ったがMr.伊藤とプチ会議。Mr.伊藤は「俺は金あるし、ええやん」と言う。まぁ日本感覚では考えられんぐらい安いし、案内もしてくれるということなので乗ることにした。トゥクトゥクの様子。

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ここから80㎞ぐらいあるヒッカドゥワまで原チャみたいなトゥクトゥクで行くこのおっさんはクレイジーで面白かった。プチツアーみたいな気分で楽しみながらいろんな話をした。トゥクトゥクのおっさん普段は鉄鋼関係の仕事をしていて海外に行くことも多いらしい。どうりで英語がめちゃめちゃ上手い訳だ。と”表の俺”は思ったが”裏の俺”はスリランカ人でこんだけ英語話せて海外でも仕事をしてる奴が貧乏な訳ないやろ。と思ってしまった。謎のエリアにいろいろ止まって観光した。途中でただの道なりがかなり続いて俺たちが退屈そうにしてると頑張って俺たち男2人を楽しませようと下ネタで俺たちを盛り上げてくれた。「お前、母国でモテるだろ、日本ではヤりまくってんだろ、スリランカ人も抱くか?紹介するぜ」「俺はガールフレンドとだけさ」「くそっ!真面目かよ!ははっ!」みたいな会話とか、お前ら今からスリランカ風俗行くか?とか日本の風俗はめっちゃ高いのか?俺行ってみたいんだよとか、あの女めちゃええケツしてんな。ヤりたいぜ。とかとか…。金をボロうとしてくるとこ意外はめちゃええ奴だった。

そんな感じでヒッカドゥワに到着。俺たちはこの南国リゾート地でレンタルバイクを借りようと思ってたのでそれを伝えると探して紹介してくれた。1日900円ぐらいでレンタル。125ccのクソダサいスクーターを借りた。こいつ。まぁ2人乗りも余裕で出来そうやし、移動手段としては申し分なしだった。

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ホテルまで荷物を運んで貰い、バイバイした。そういえば、途中ガソスタ寄られてガソリン代も俺らが出した。帰りのガソリン代もくれと言われ最初に言われた金額より少し多めに請求された。はい、ボラれた。くそや。最後に「チップはくれないのか?」と再びボロうとしてきたので俺は「俺らがお前が最初に言った金より多めに払ったやろ。チップ込みや」と言い返すと「また空港とか行く時は俺を呼んでくれよ!俺たちは友達や!」と言って去って行った。本当に金を求めてくるとこ以外は良い人だった。

ホテルはテラス付きのビーチ沿いのところ。ロケーション最高。1泊1200円ほど。

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そのあと、部屋で少しのんびりし、借りたバイクで海岸線を走り、ゴールと言う30分ぐらい離れたところに行った。カップル大量発生の防波堤に行ったり、ゴールで有名な灯台を見に行ったり、周辺を散策した。夕焼けを見ながら海岸線をバイクで走る。

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最高の時間を過ごした。自分の足があることの便利さに気づいてしまった。好きなところに好きなタイミングで行ける。普段日本では車ばっかり使ってるからそれが普通に感じてたが、めちゃめちゃ便利なことだったのだということを知った。そんな事を思ってたら日本の高速でぶっ飛ばしてオービス光らして免停なった事が懐かしく感じた。スリランカの交通は日本と比べたらめちゃめちゃ荒いし、すぐ追い抜かそうとするし、すぐクラクション鳴らすし、コイツら日本来たら全員免停やぞ。

夕食はせっかくのリゾート地なのでええ感じの欧米系の外国人が集まってたレストランに入った。マグロのステーキ。スプライトと合わせて800円くらい。

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南国リゾート地なだけあって魚介類が有名らしい。かなり美味かった。西川食べログ4.5/5.0。日本で食ったら3000円はしそう。

その後、スーパーに寄って日本から持ってきた生活用品をほぼ使い切ったので生活用品を補充して、深夜のラーメンパーティーに備えて用品を買い、19時ぐらいにホテルに帰った。

ホテルでのんびりし、ラーメンパーティーを開催。まずラーメンパーティーについて説明しよう。ラーメンパーティーとは俺が日本から持ってきた醤油ラーメンのインスタント麺を調理し、食う。ただそれだけのパーティー。2人でラーメン屋さんごっこを始める。「いらっしゃいませ!何名様ですか?」「あ、2人です。テラス席空いてますか?」「どうぞ、こちらへ」みたいな。スーパーで調達した器と火を付ける缶をセット。

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蓋をしてお湯を沸かし、煮込む。

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そして、完成。

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うめぇぇぇぇええええ。と2人で騒ぎながらテラスでビーチのさざ波と共に優雅な時間を過ごす。その後Mr.伊藤は疲れ果てて23時前には寝てた。俺はテラスで海を眺めながらクリップボックスのラジオを聴いたりYouTubeを見たり、コーラを飲みながら快適な時間を過ごした。明日はヒッカドゥワでのんびりライフを楽しむ予定。ヒッカドゥワ最高や。